第1章 はじまり
朝起きていつものように3人分の朝ごはんとお弁当を用意し始めた。
作り終えると先に朝ごはんを食べて歯を磨き、部屋に戻って自分の準備。
最後に姿見の前で髪型と制服のリボンを整えてカバンを持って部屋を出た。
『おにいちゃん、おねえちゃん!おーきーてー!』
玄関に向かう途中、各部屋をノックしながら2人を起こす。
兄「はよ。いつもありがとな」
姉「ふぁー…おはよー、香」
着替えを済ませたおにいちゃんと、パジャマ姿で眠そうに出てくるおねえちゃんを確認してからわたしは玄関へ向かった。
『あ、お弁当はキッチンね。じゃあ行ってきます!』
兄「気をつけてな。行ってらっしゃい」
おにいちゃんに見送られバタバタと家を出て、いつもの電車に飛び乗り学校へ向かう。