第10章 急な発熱って辛い
『よし!
今日から動けますね!』
秀吉『何言ってるんだ、今日は1日
褥の上で寝て休め』
『え?
だ、大丈夫ですよ?これでも鍛えてますから』
秀吉『だーめーだ、また無理されて
熱でも出したらどうする?』
御館様に心配をかけることになるぞ?
という秀吉
口を開けば御館様、信長様……。
『しかし、身体を動かさないと
感覚が鈍くなります!』
24代目を継いだ時から、毎日欠かさない。
身体だけは、動かすということを
政宗『なら、俺と乗馬でも行くか?』
稽古をつけてやる、という理由らしい
それでも心配な秀吉
秀吉『まだ病み上がりなんだ、休むことを
優先するべきだ。』
『此度は戦ではないです!
僕は自分のやりたいをやります!』
行こう!政宗さん!と手を引く僕
秀吉の横を通り過ぎ、政宗を引っ張る
政宗『ふ、ばーか。
こういうのは、俺が引っ張るんだよ』
秀吉『こら!
二人共!』
『聞こえませーん!』
政宗に引っ張られながら、厩へと向かう
熱など、身体を動かせば下がる