第8章 正体がバレた
『まぁ、このくらいの痛みなら
僕だって堪えられますよ。』
政宗『嘘つけ、さっきまで叫んでたくせに』
コツんと僕をつつく政宗
秀吉『血は出ていないが、痣が……』
家康『今の軟膏をこれから数日間塗ること。
傷の具合を見て、塗り薬も変えるから……』
これくらい、大丈夫です。と秀吉に言う家康
僕は苦笑いをして
『はぁ〜……。
疲れた、稽古あるし、湯浴みもしたし……』
ゴロンと寝転がり、息をつく
政宗『これから夕餉だろうが、起きろよ』
トントンと頭を優しめに叩く政宗
面倒いというと、家康が
家康『さっき、体力かなり使ってる……
夕餉はしっかり食べて……』
『信長様は休めと言いました。
動きたくないです。』
秀吉『こーら、夕餉はしっかり食べろ。
俺が連れてく』
抱えようとしてくれる秀吉
逃げようとするが……
秀吉『逃げるな、捕まえたぞ』
『ん〜……、面倒いです……』
寝衣のまま、広間へと連れていかれた