第2章 〜始まりの出会い〜
はぁ、退屈……。
なんなの、ここ。戦国時代だし。
殿様は好き放題だし。
僕のこと男だと思ってるし。
ここにきて、3日経つけど…はぁ……。
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信長『貴様はこの俺を助けた。それに面白い。
小童の癖に、根性はあるようだ。俺と共にこい。』
秀吉『御館様っ! 失礼なのは承知の上、この者は何者か分かりませぬ!連れていくなどッ!』
信長『黙れ秀吉、俺の決めたことに何かあるのか?』
秀吉『っ! いえ、何もありません。』
信長『では、行くぞ。小童』
はぁ、聞いていれば……。
勝手に決められる、何なのかな。
『あの、僕行かないんで。この時代の人じゃないし、帰らなきゃいけないんで……。』
信長『貴様、何を言ってる?』
『身なり見てわかりますでしょう?
僕はこの時代の人じゃない。 500年先の時代から来たんです。』
秀吉『おいっ!信長様に向かって、その口の聞き方はなんだ!!斬るぞ!!?』
いきなり刀を出し、殺気丸出しにしながら、信長様に制止される。
信長『待て秀吉。』
秀吉『信長様っ!?』
『ふぅ、ありがとうございます。助かりました。
それでは、僕は帰るので……。』
ダッシュで逃げ出した。
後ろで声が聞こえるけど、気にしない。
山道だから、この辺り来ると……
ザッ……!(崖から数歩後ろ)
『やっぱり、崖だよね〜
この辺りにいるか。だって、月明かりあるし、野生の動物きても対応できる。』
だって、僕は24代目当主、 伊達 朝日だから。