第2章 〜始まりの出会い〜
政宗『 朝日〜、入るぞ』
スッ……(襖を開け)
『っ! ほんとに、返事する前に開けないでください。』
政宗『まぁ、そういうなよ。
ほら、朝餉だ』
『わぁ……!
全部、美味しそう……!』
政宗『そりゃ、俺が作ったからな。
美味いに決まってる』
『へぇ、政宗さんが作ったんだ。
今度は僕が作ってあげるね』
政宗『お前も作れるのか?
男のくせに』
『そりゃ作れるよ。
僕のいたところでは男子も女子も作っていたよ』
政宗『平和な世になったんだな。』
そりゃそうだよ、と 朝日が笑った。
気になったことを、俺は聞いてみた
政宗『 朝日、お前は俺の子孫にあたるだろ?
伊達家の話し、聞かせろよ』
『それはダメです』
政宗『は?なんでだよ。』
『ここで僕が話してしまえば、僕のいた時代に影響が出るかもしれません。
既に僕がもう、この時代にいることで変わっているのに。』
話せません。とキッパリ言われた。
仕方ないから下がってやるか
政宗『仕方ないか、引き下がってやるよ。
朝餉、ゆっくり食べろよ』
『はーい。』モグモグ
リスのように口の中いっぱいにしやがって、可愛いやつだな。
さて、俺は一旦御殿に戻るか