【イケメン革命】月小屋続編◆返還の祭典【R-18】
第13章 6th night【レイ・ブラックウェル】R-18
「すっごいな…レイア……そんなに、いい?」
「や……あ…レイ…言わない、で……ぇ…」
顔を赤くしながら涙目でそう訴えるレイアを見ると、己の中心が滾っていくのが分かる。
「力……抜いて…?もっと、声出していいから」
「や……だ、レイ……ああぁっ!!」
律動を加速させ、所在無きレイアの両手を組み敷く。
身体が弓なりに反り返り、レイアは果てた。
「はぁっ、はぁっ……ぁ……」
乱れたレイアの吐息が響いていく。
レイア side--------
レイは、はっきり言って分かりやすい。
ゼロにつけられた、胸元の花びらを見るや、顔色を変えた。
負けず嫌いで頑固なところが丸出しだ。
でも、そんなところがレイの魅力だったりもする。
現にレイは、独りよがりにコトを進めるでもなく、
ちゃんと相手の目を見ながら寄り添って進めてくれている。
(ちょっと強引なトコはあるけど…)
……決して嫌じゃない。
「あぁっ……あ、ぁ……ダメ……ッッ」
レイに言われ、珍しく上にまたがる。
動こうとすると、腰を押さえ込まれ、下から突き上げられる。
「うぅっ…だめっ……あぁ、レイっ!!」
触れる場所が変わり、頭の先まで快楽が突き抜ける。
「レイア……っ…こっち……来て」
見上げてくるレイの熱っぽい瞳に、胸がどくんと音を立てる。
(そんな顔するの…ずるい……)
身体を重ね、瞳に互いが映りこむ。
レイアの髪がレイの顔にさらりと落ちる。
「くすぐってーんだけど?」
「ご、ごめ……」
髪をかきあげようとすると、レイの手にそれを制止される。
「あ……」
レイの手がそっと髪をなで、そのまま頬を捉え引き寄せられる。
「…んん……っ」
ついばむようなキス。
舌先がじゃれ合い、水音が響く。
「……レイア」
「…ん………」
首の後ろにレイの手が差し入れられ、髪が絡められる。
「もう二度と……傷一つつけさせねぇから…」
エメラルドグリーンの瞳が、愛おしげに細められる。
「嫌な記憶、全部忘れろ。なかったことにできねえけど、もう二度と思い出すなよ…。だから、泣くな?」
そう言われて初めて、涙がこぼれそうになっていたことに気づく。
レイの指がそっとそれを拭う。