第13章  6th night【レイ・ブラックウェル】R-18

「レイ、レイ……！」

お互いの身体を隔てる服がわずらわしい。
レイアの服を剥ぎ取り、自分の服も脱ぎ捨てる。


「はぁ……はぁ……」

（余裕なくしてんの…俺の方か…）
自嘲気味の笑みを浮かべて、透き通りそうな白い肌を見下ろす。


「もう…止まんねえかも……」

「レイ、どういう意味……きゃっ！」


強い力で両脚を掴まれ開かれる。
とろけきった蜜壺の中心が晒され
震えながら快楽に堕ちるのを待っているようだ。


「……堕ちて、レイア」

レイが顔をうずめ、蜜壺に舌先を差し入れる。

「ああぁっ………！！」
跳ねる腰を、レイが押さえ込んで離さない。

もうどこにも逃げられない。
柔らかい舌が包み込むように赤い果実を食む。

「やぁっ……レイ、レイだめ…あ……っっ！！」


レイはそのまま蜜壺に指を差し入れ、いやらしい水音を部屋中に響かせた。

「あぁ……レイ、だめ……あ…ぁ……！！」


あふれ出す蜜をとめることができず、たやすく絶頂を迎える。

震える蜜壺から溢れる蜜を、レイは一滴もこぼさぬ様に舐め取る。


「お前の声、聴いてると……もう我慢の限界なんだけど」

潤んだまなざしのレイアに、ふっと微笑みかける。
乱れた金髪がペッドに広がり、波打つ。
汗で張り付く前髪をそっとかきあげ、レイは額にキスをひとつ落とした。


「……いい？」

「…ん………」


すると、レイアの腕がレイの首に回され、そのまま唇が重なった。


（こいつからしてくるなんて…珍しいな）

だけど、悪くない。
おぼつかない様子で絡められる舌先に応えながら、レイは自身を蜜壺の入り口にそっと押し当てた。


「んん…ん……！」


蜜で溢れかえるそこは、たやすくレイを受け入れる。
（熱いな…）

レイは唇を離し、レイアを見つめる。

「お前の中……熱すぎ、なんだけど」

「レイこそ……あ……」

艶めいたレイアの瞳にぶつかり、互いがつながった部分が更に熱を帯びていく。


レイ自身をゆっくり動かしていくと、蜜壺は絡みつくようにレイを高めていこうとする。



あふれ出す蜜はとどまるところを知らず、律動の度にはしたない音を立てた。