【イケメン革命】月小屋続編◆返還の祭典【R-18】
第13章 6th night【レイ・ブラックウェル】R-18
Ray side--------
「あっ……あ…………ぁ………っっ」
耳から首筋、はだけたブラウスから覗く鎖骨へと
ゆっくり、慈しむように舌先でなぞる。
優しく唇を寄せる度に漏れ出る甘やかな声がいじらしい。
(ほんっと……可愛いのな……こいつ)
心を開ききって懐いた猫みたいだ。
……まぁ、猫と違うのは
(俺自身が、我慢できなくなるところ、かな)
「……レイア、熱い…お前……」
「レイ……っ……レイも……すごく、熱いよ……?」
「そう…?」
ブラウスの間から覗く胸元が桃色に染まっている。
(………ん?)
そこから僅かに覗いた朱色の印を見つけ、レイはボタンを全て外し露わにする。
「レ、レイ……」
胸元に散らされた赤い花びら。
それを目にした瞬間
レイの中の何かに火がともる。
(……やってくれんじゃねーの…)
「レ…イ……?」
じっと見下ろすレイを、訝しげにレイアが見上げる。
「レイ……ちょ…ぁ……んん」
すぐさま唇を奪う。
呼吸を奪うように、奥深くまで舌を絡めていく。
首の後ろを押さえこみ、更に奥まで貪るように口内を蹂躙していく。
「んん……ふ……ぅ……っ!」
余裕をなくしていくレイアの唇を奪ったまま、指先で胸の頂をいたぶる。
「んんっ!!ぅ……!!んー!!」
快楽の逃げ場を失ったレイアが、身体を反らせながら悶える。
(だめ、逃がさない……)
レイの猛攻はやまない。それどころか勢いづいていく。
「んんっ……ぷはっ・・・・・・レイ…くるし……あぁっ!!」
唇を開放してもすぐさま舌先は胸の頂を絡め取る。
レイアに有無を言わせない勢いで攻め立てた。
「レイっ……あぁっ……!!」
余裕を失い、必死に名前を呼ぶレイアが愛おしくてたまらない。
もっともっと追い詰めたくなる。
もうこの先二度とない情交。
この記憶を、自分の存在を、
レイアの奥深くに刻み付けたくなる。
そう、この
胸に刻まれた赤い花びらのように。
(最初の月小屋での……嫌な記憶を塗り替える程の)
思い出しても、辛い気持ちにならないような。
(そんな夜に、するから)