【イケメン革命】月小屋続編◆返還の祭典【R-18】
第9章 4th Night【カイル・アッシュ】※R-18
触れるだけの口づけが重ねられる度に
少しずつ舌先が絡み合う。
その度に互いの吐息がもれて
余裕が失われていく。
「んんっ……んふっ……ぅ………」
水音が立てられ、何度も角度を変えて口づけられる。
カイルの指は首筋を辿り、ブラウスのボタンへと掛けられる。
服を脱がせるのも、肌に触れるのも、どこか慣れた仕草だったが
指先から伝わる熱が、いつもとは明らかに違うことをしているんだと感じさせられる。
「……ぁ……カイル……っ」
暴かれた胸元に唇が寄せられ、甘いしびれが広がる。
「あー……なんだ……すげ……お前、いい匂いする」
「えっ、ちょ……何?ひぁ……っ」
服が剥がされていき、カイルが顔を埋めながら呟く。
触れる髪も、鼻先も、全てがくすぐったい。
「カ、カイル……っ」
(なんていうか……カイルの触れ方って……)
「なんか……診察っぽい…」
「ええっ?」
面食らった顔で、カイルが覗き込む。
「そ、そーか……?」
カイルの頬が僅かに染まり、瞳が泳いだ。
「……わりぃな、なんつーかその……肌に触れんのは慣れてんだが、こーいうのは……不慣れでよー…」
戸惑いを含んだオリーブカラーの瞳が向けられる。
「しかも……相手が望んでねーとなると…余計気が引けるんだよな……」
「カイル……」
レイアはカイルの頬に手を添えた。
「私…別に嫌々カイルの相手をしてここにいるわけじゃないよ?」
「……?」
「……それ以上は言えないけど…カイルに触れられるの、嫌じゃないから」
「っ………あーもう…!」
カイルは頭をかくと、頬に添えられた手をつかみ取り、そのままベッドに縫い止めた。
「………あ…」
「いちいち煽んな……ったく…」
「……ぁ、……あぁっ……!」
首筋を強く吸われ、急に全身が粟立つ。
「ん……ぅ………」
唇が鎖骨へ落とされ、胸元が徐々に暴かれる。
「あ……カイル……そこ…っ」
胸元に触れるカイルの唇がもどかしい。
また強く吸われてゆき、赤い花びらが散っていく。
「やっ……カイル……」
下着が剥がされ、あらわになった胸の先端がそっと舌先に包まれる。
「ああっ!!」
レイアの身体が大きくしなる。
「逃げんな……」
カイルの大きな手がレイアの身体を押さえ込み、更に舌が絡む。