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イケメン戦国 ー とおまわり ー

第2章 気づき


開け放たれた障子と襖の間を通るように、時折 心地のよい風が吹き抜けていく。




聴こえるのは、俺が飲む酒の音とひいろが走らせる筆の音のみ。




ゆるゆると酒を呑み、時折ひいろを見る。




迷いなく筆を動かし、時折俺を見る。




互いに邪魔せず、時折視線だけが交わる。
そして、離れる。






強さを増す、ひいろの瞳








いい眼だな。












訳もなく、心地よい時間が過ぎていく




……………………はずだった。
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