第1章 僕と勇利、時々『デコ』

『日本男子スケーター的、遠征のお供』


勇利「一番は、就寝用の携帯マットレスかな。余裕がある時は枕も」
純「勇利、昔から時差に弱いもんなあ」
勇利「アジア圏は時差が少ないからいいけど、欧米は特に初日がねぇ」
南「おいは、ポケットWi-Fiは言うまでもなかですが、それ以上に海外対応のマルチタップが必需品です！」
礼之「スマホ以外にも、デジカメやタブレットその他諸々充電するのに、1コじゃ足りませんもんね」
純「礼之くんは、やっぱり食べ物関係か？」
礼之「はい！無洗米と小型のライスクッカーと佃煮海苔があれば、僕は遠征先でも生きていけます♪あと、日本製のラップとジッ○ロック！」
南「ラップと○ップロック？」
礼之「大会中って、どうしても食事の時間がまちまちになっちゃうじゃないですか。そんな時、食べ物をラップに包んだりジップ○ックにしまっておけば、汚さず手軽に持ち運べますから」
勇利「なるほど。ジップロ○クなら、アイシングの氷嚢代わりにも使えるね」
南「ちなみに純くんは、現役時代海外遠征の一番のお供は、何やったとですか？」
純「大体皆と一緒やけど…特に中韓圏の遠征の時は、日本からちょっと高級なトイレットペーパー持参しとったわ」
勇利「ああ…一定以上のランクのホテルは良いけど、たまに紙流しちゃいけない所あるからね」
純「せやから滞在先のトイレ使う前は、必ず一度日本のペーパー流して確認してたん」
南「あっちの国は、下水管が細くてペーパーが水に溶けにくいから、詰まり易いて聞いた事があるとです」
礼之「その点、日本は水溶性の赤ちゃんのお尻拭きもありますからね。僕、以前携帯シャワートイレ忘れて遠征出かけた時、空港で『おしり○レブ』買いましたし」
勇利「郷に入れば何とやら…だけど、競技に集中する為にも、出来るだけ快適に過ごしたいよね」


グァンホン「大都市の高級デパートやホテルなら、一度に沢山使わない限り大体流せるからね！でも、ソレ以外の場所は期待しない方が…」
スンギル「都市部のホテルや新しい建物のトイレは、まず大丈夫…心配なら、オーナーやスタッフに訊くと良い」