第21章 王子があなたに出来ること
「はぁはぁ……………」
無事学校には間に合った
うん、間に合ったけどさ、汗だくなんだよね
雅「お!思ったよりも早くついたね!
10分前!よしっ!」
いや、よしっ!じゃねーよ(笑)
あのあと雅紀のペースで走り、さすがモンスター
速すぎる
あんな速さでこの距離を走ったことないし
足取れるわーーー!!
「汗だくなんですけど……」
雅「いいね!うん、青春っ!」
バシッ
ほんとなら思いっきりボディーブローをかましてやりたかったけど、
そんな気力もなく、
ただ触った程度のパンチをお見舞いして
大人しく汗処理へと向かった
「ありがと、雅紀」
一応間に合ったし、お礼でも言っとくか
雅「うん!
生徒会室で待ってるよーーー!!」
なんであんなに元気なんだ
あいつ、たぶん
ほんとに、モンスターだ