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Love Situation
第12章 過去の傷
155
-和Side-
よっぽど見てしまったのか
その子と目があった
俺はビックリして
カウンターの上に積み重ねてあった本にぶつかった
バサバサっ!!
10冊近くの本が辺りに散らばる
「まぢかよ…」
小さく呟いて
本を拾う
黙々と本を拾っているとき
その子の足が俺の視界に入った
その子は何も言わず
一緒に拾ってくれた
最後の1冊
「「あっ…」」
同時に手を出してしまい
お互いの手が触れあう
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