第11章 初めては視線と共に
私はショーツとスリップを身に付けてお兄ちゃん達に声をかける。
「お兄ちゃん達、終わったよ」
「「「「「はぅあっっ!!!」」」」」
揃って奇声をあげてお兄ちゃん達は覚醒する。
『大丈夫?お兄ちゃん達…?』
「oh … ブラザー達の気持ちがよくわかった…見る方がある意味破壊力あるな、主に精神面をやられる…」
「だよね~、本当二回目でもこれはメンタルやられるよねー…」
「女神…ひひ…クセになりそ…」
「ああーっ!もうっ!!おかしくなりそうだよ!?主に下半身がっ!」
「ぼくもっ!!ずっとおっきしたまんまっ!!やっばいね!!」
よかった…カラ松お兄ちゃんの時みたいな雰囲気じゃなくて…とりあえずはこれでよかったのかな…でも…今日はもう無理…疲れちゃったよ……。
『ごめんね、お兄ちゃん達…さすがに今日は全員は無理だから…』
「あ…うん、僕達なら大丈夫だから、それよりなみえちゃんこそ大丈夫?」
『ありがとうチョロ松お兄ちゃん、ちょっと疲れちゃったかな……後片付け…するね…』
安心したら凄い睡魔が襲ってきた…立ち上がろうとしたら…フラリとよろめいてしまった…あらら…思ってたより腰にきてるし……とにかく眠い……。
「なみえっ!!」
「なみえちゃんっ!」
カラ松お兄ちゃんとおそ松お兄ちゃんに支えられた、あ…意識が遠退く……………
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『ん…』
朝…?あれ…私…どうしたんだっけ…?…あぁ…そうか…昨夜あのまま意識なくしちゃったんだ……とりあえず起きて朝御飯作らなきゃ…んんっ!?動けない、身体が痛いとかじゃなくて…。
『えっ?どういう状況なわけ…?』
顔を横に向けるとお兄ちゃん?逆を見てもお兄ちゃん……私はどうやらお兄ちゃん達の部屋でお兄ちゃん達に挟まれて寝ているみたい、それにしても…寝てる顔が誰が誰だかわかんない…、動けないのは左側のお兄ちゃんに抱き付かれてるから。
早く起きなきゃ朝御飯作れない、朝はいそがしいのよ!!抱き付いてる手を外しながら力を入れてガバリと身を起こす。
『パジャマ…?』
どうやら意識をなくした後、片付けと着替えさせてくれたみたい、布団から抜け出て自分の寝ていた位置を見る、丁度真ん中…という事は…抱き付いてたのはおそ松お兄ちゃんね、逆側はトド松お兄ちゃん。