第11章 初めては視線と共に
ギャラリーだったお兄ちゃん達は…例えるなら真っ白に燃え尽きたように放心状態になってた。
「Oh … ブラザー達…すまん…やはり童貞の目の前でこれは刺激が強すぎたのか…」
私はベビードールと濡れてしまったけどショーツを身に付けるとお兄ちゃん達を揺さぶる、弱冠露見した私の性癖に巻き込んでしまったってのもあるし…このままにしておくのは申し訳ないもん…。
『お兄ちゃん達、終わったよ~?大丈夫?』
「「「「「はぅあっっ!!!」」」」」
妙な奇声をあげてお兄ちゃん達は揃って覚醒した、さすが六つ子…そういうところも揃っちゃうんだね♪何はともあれ目を覚ましてくれたのはよかったよかった。
「ああー…エロいし刺激強過ぎるわぁ~…」
「そうだね…本当にそうだね、僕ら童貞を殺しにかかってきてるよね…」
「神よ…おお神よ…いや…女神か…」
「復活しマシン軍団からのっ!あー…あー…」
「あー…さすがの兄さん達もそうなるよねー、わかるわー」
「だ、大丈夫か?ブラザー達!」
おそ松お兄ちゃんがゆらぁりと立ち上がる、続くようにお兄ちゃん達も立ち上がる。
「へっへへへ…なぁなぁ?無事に処女卒業できた?なみえちゃ~ん?」
『うっ、うん、おかげさまで卒業しました…』
「そーかそーか…なぁ?カラ松ぅ?お前は?どうだったの?蛇の生殺し状態の兄ちゃん達に感想聞かせてくれよぉ」
「えっ…兄さん?ブ、ブラザー達?ま、待てっ!なんか目が怖いんだけどぉっ!!」
あー…私でもわかる…カラ松お兄ちゃんが今ピンチだって…。
おそ松お兄ちゃん的に言えば今のカラ松お兄ちゃんは、私と初体験をした事で一人だけ六つ子の輪を乱した事になるんだよね?またお兄ちゃん達に責められちゃう……どうしようか…。
う~ん…もう一人乱す人をつくるとか?お兄ちゃん達の中で一番決定権も抑止力もあるのは長男のおそ松お兄ちゃんに間違いない……幸いにもカラ松お兄ちゃんの後は上から順番にって話だし、この際おそ松お兄ちゃんの童貞も捨てさせちゃえば…。
できる…かな…?あー…明日アソコが腫れちゃったらどうしよう…でもそんな事言ってられない、今はカラ松お兄ちゃんを守らなきゃ!
「うわぁっ!!ステイ!ステイだっ!!ブラザー達!!!」
『待って!お兄ちゃん達!今日は無理かなって思ったけど…私…もう一回なら大丈夫だよ…』