第9章 六つ子兄弟会議
「なみえちゃんあんがと」
おそ松はスマホをなみえに返す。
「いつ見てもカッコいいスマホだな!」
『でしょ♪ここらへんのビジューが…ry』
スマホを見せながら、そんな会話をするカラ松となみえを見ても五人はスルーする事に決めた。
「おっ、もうこんな時間か…じゃあ会議終了!!腹減ってきたからなんか買ってくるか」
『あっ、お兄ちゃん達が中途半端な時間にお腹空いた時の為に、おにぎりとオカズ作ってあるから食べてね』
「おっ、マジで!気が利くねぇ♪んじゃ降りて食おうぜ」
全員それなりにお腹が空いていたのだろう、下に降りてちゃぶ台に座る、なみえが大皿に並べたおにぎりと、オカズが盛られた大皿を置き、麦茶も用意され、ついでに小皿も用意され、いつでも食べれる準備は出来た。
『私は昼食はお腹空いてないから遠慮するね、まだやる事あるから、お兄ちゃん達は食べてて』
そう言うと台所へ 行ってしまった。
「なみえちゃんがいるなら、俺達の食生活って困る事ないよな♪」
「そうだね、せっかく作ってくれたんだから食べようよ」
「「「「「「いただきまーす!」」」」」」
「お、これはおかかだ♪」
「こっちは梅干しだな」
「オカズも美味しいよ、あっ!十四松兄さん同じのばかり食べないでよ」
皆で騒ぎながらも賑やかな遅い昼食を終える。
「さてと、俺は今から出掛けてくるわ、後カラ松、ちゃんとゴム買いにいっとけよ」
「あ、ああ…後で忘れずに買いに行く」
残った五人は食べ終えた食器をそれぞれが持つと台所へ持っていく、先に台所へ入ったチョロ松が、キッチンテーブルで何か作業しているなみえに声をかける。
「なみえちゃん、ごちそうさま美味しかったよ、ねぇ、何作ってるの?」
『いつでも食べれるように、おやつのクッキーだよ♪、あ、洗い物なら私がするからシンクに浸けておいてね』
「洗い物くらいオレ達がするぞ」
『調理機具洗うついでだから大丈夫!お兄ちゃん達は向こうでゆっくりしてていいよ♪』
「うわぁ♪ねぇねぇ、クッキー作り見ててもいい?作業してるとこ撮ってもいいかなぁ?後で友達に自慢しちゃお♪」
『えっ?いいけど…そんなたいしたものじゃないから恥ずかしいな…////』