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【おそ松さん】この恋心を受けとめて

第9章 六つ子兄弟会議


カラ松はなみえが来ると手を繋ぎ二階の六つ子部屋へ上がる。

「入るぞ、なみえを連れてきた」

「お疲れ~、んじゃ六つ子兄弟会議始めるぞ!」

なみえを含みグルリと円座する。

「皆揃ってるな?まず議題はだ、そうだな…なみえちゃんと俺達六つ子の楽しい〇ックスライフについて、だ」

「「「「ハァッ!?」」」」

「ちちょっ、ちょっとおそ松兄さん!?何言ってるんだよ!!頭どっかでぶつけたっ!?ただでさえバカなのにっ!!」

「うわ~…やめてよね、とうとう頭の中に童貞菌が湧いたの?バッカじゃないのぉ!?」

「うわぁ…さすがにおれも引くわ~」

「セクロスッ!?」

口々に罵りの言葉が飛び出すカラ松以外の弟達をさして気にすらせずおそ松は言う。

「まぁ、なんの脈絡もなしにそんな議題出されたら、そういう反応になるよな、けど今からする話を聞いたらそんな事言ってられないよん」

おそ松は、昨夜起こった事、話し合いの事を話す、事情が分かれば皆が手のひらを返すのは当然だ。

「お前…カラ松…なんって羨ましい事してんだぁっ!!」

「本当!!よく何もしてませんって顔してられたよね!!クッソ腹立つんだけどぉ!?」

「あ~…もしかしてあの時…ヒヒッ…もうスッキリした後だったんだ…ぶっコロすぞクソ松」

「兄さん、抜け駆けは許しませんぜっ!!」

「そ、それは悪かった…すまないブラザー達」

今度はカラ松を攻め出す弟達に、カラ松も慌てて頭を下げる、そんなカラ松を見てなみえが口を出す。

『ま、待って!カラ松お兄ちゃんを責めないで、私が煽ったんだから!あの時、妹だって言われて…妹ならただのスキンシップだって!恥ずかしい事ないって!ズルい事言って煽ったのは私なのっ!!』

「なみえっ!それはっ…」

『いいの…カラ松お兄ちゃん…本当の事でしょ?それにおそ松お兄ちゃんの言う通りだった、お兄ちゃん達の反応見てたら私…ますます決心が固まったよ、逆に聞くよ?お兄ちゃん達は私をどうしたい?追い出したい?私はカラ松お兄ちゃんから離れて暮らしたくない、お兄ちゃんだって家を出るつもりはない、だから私は…おそ松お兄ちゃんの提案を受けるのがいい方法だと思ったの…それに』

そこまで言ったなみえは一度息をついて皆を見渡すとさらに言葉を続ける。
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