第7章 酒とおでんとお兄ちゃんと妹
あー…おそ松お兄ちゃんて不思議と落ち着くなぁ~、なんでだろ?声もいい声してるし、そういえばお兄ちゃん達みんないい声してるよね~ヒック…しゃっくり止まらないなぁ…後で水飲もう…。
「カラ松、お前一松背負え、十四松はチョロ松な、じゃ、チビ太またな~♪」
「お、おう…、気を付けて帰れよ」
お家帰るのね~♪ゆらゆら揺れて気持ちいいなぁ…、あ~今日はお兄ちゃんから離れたくないなぁ…だから耳元でそっと聞く。
『ねぇ…今日はおそ松お兄ちゃんに甘えててもいーい?』
「なぁに?お兄ちゃんならいくらでも甘えてくれていーよ♪」
あぁ優しいなぁ…やっぱり私ショックだったのかな?愛しのトト子ちゃん…かぁ…ヒック…おそ松お兄ちゃんの優しさに今は癒される、妹としてのスキンシップなら、アレもおそ松お兄ちゃんにしても大丈夫だよね~?じゃあ明日一緒にお風呂でスキンシップしてもらお♪
『あ~楽しく、なってきちゃった♪』
「えー?なになに?ほーらなみえちゃん、家だぞ」
『はーい♪』
「まずは着替えような?兄ちゃんも着替えてくるな」
あ~、自分の部屋に置いてかれた…着替えるのダルいな…でもこのままも暑いし…とりあえずツナギ脱ごう、全部脱いだら楽かな?でも何か着なきゃ…確かクローゼットの中に…あ~これなら窮屈じゃないし薄手だから大丈夫だよね~♪フリフリの白のベビードール、下もちゃんとお揃いの、フリフリのカボチャみたいなデザインのパンツだけど楽だし♪確か付属の猫耳のヘアバンドが…あった♪髪の毛おろしてブラッシングして…はい、完成♪姿鏡の自分を見たら笑えちゃった。
「アハハ~♪猫だ~♪白猫だニャン♪ニャハハハ♪」
おそ松お兄ちゃんが呼びにきた、けど笑いが止まらない。
「なみえちゃん?開けるよ~」
『ニャハハハハハ!!プーッッ!!キャハハハ』
笑い転げてる私を見てなんだか茫然としてるけど、わかるわぁ笑えちゃうよね~♪ハァ~笑った笑った♪
「まぁ…そんな簡単に酔いが醒めるわけないよなぁ…けどこれは…破壊力ありすぎじゃね…」
なんか呟いてるけど、今日は甘えるって決めたんだから!!
『おそ松お兄ちゃん?抱っこして~♪』
「あー…はいはい、理性保てるかお兄ちゃん自分で自分が心配だわ~、まずは水飲もうな?」
そう言うと、今度はお姫様抱っこで居間まで運ばれた。