第5章 素敵な松のお兄ちゃん達
あ~、堪能した、あんまりしつこくするのは嫌われちゃうからそろそろやめよう、猫ちゃんから顔を離して撫でながら抱き上げた。
『一松お兄ちゃん!凄く癒されたよ♪猫ちゃん返すね』
そっとお兄ちゃんの膝に猫ちゃんをおいたら、私にしたように、顔に刷り寄って舐めてた、本当はお兄ちゃんにしたかったのかな?悪いことしちゃったな。
『ごめんね…一松お兄ちゃん、猫ちゃんお兄ちゃんとチュッチュッしたかったんだね、私がとっちゃったから…』
「えっっ!!…いや、そんなことないよ…」
『でも、ありがとうね…凄く癒されたの、これは猫ちゃんを独り占めさせてくれたお礼と、猫ちゃんのチュウをとっちゃったお返しね☆』
一松お兄ちゃんのほっぺにチュッて猫ちゃんの分を返した。
あれ?なんか猫耳が…目の錯覚かな…?
「おれ……出掛けてくる…」
あ~…行っちゃった…バイバイ猫ちゃん、また遊びに来るといいな、そう思いながら振り返ると残ったお兄ちゃん達が下を向いて震えてた、気のせいかな?前に一松お兄ちゃんに見えたような黒いオーラが見える。
『どうしたの?お兄ちゃん達?』
「なみえ…口にソースがついてるぞ」
そう言って、カラ松お兄ちゃんがウェットティッシュを持って、私の口を拭う。
『えっ!?やだ…恥ずかしい////ソースが付いてたなんて!猫ちゃんに付いてたらどうしよう…』
うわぁ…そんな口で猫ちゃんにチュウしちゃったんだ、悪いことしちゃったな…腹吸いでソースが付いてなきゃいいけど。
「心配するとこ、そこなのっっ!!」
「大丈夫じゃね?どうせ一松が舐め取るんだぜ」
「アハハーッ!!ビックリしたねっ!!」
んー?なんの事か分からないけど、顔に猫ちゃんの毛が付いたのかムズムズするし、顔洗ってこようかな、あと生理現象が…。
『あっ、私ちょっと…』
そう言って、立とうとしたら手を捕まれた、おそ松お兄ちゃんだった。
「え~?なみえちゃんどこ行くの~?」
『ん~?顔洗いに行ってくるね』
「そう?別にいいじゃ~ん♪さっきカラ松が拭いたろ?」
『それはソースでしょ?顔全体が猫ちゃんの毛でムズムズするの…』
うーん…トイレ行きたい、先にトイレ行かせて!!