第13章 学校が始まるまでに
なみえSIDE
今日も朝早く目が覚めた、もう習慣だね♪
それにしても昨日はびっくりしたなぁ…お兄ちゃん達が揃って迎えに来てくれるんだもん。
でも、荷物多くて助かったし嬉しかった。
『ん…今日の夜は十四松お兄ちゃんと体力次第でトド松お兄ちゃんね…』
自室のカレンダーの5と6の数字を見る、本当我が身体ながらよく悲鳴をあげないものよね、まだ若いからかな…?それとも思ってたより頑丈に出来てるのかな?まぁわかんないならなるようになれよね…。
『さてと…朝御飯の用意しなきゃね♪』
顔を洗って身仕度を整える、今日は普通に黒いツナギを着る、動き易くて楽なんだよねこれ♪
昨日はそれなりにリフレッシュ出来たし今日の家事も頑張らなきゃ。
お兄ちゃん達が起きてくるにはまだ時間はたっぷりあるしね♪朝御飯作って掃除洗濯お昼の仕込みと夜の仕込み。
『ふぅ…こんなもんかな♪後は起きてくるのを待つだけ…』
やる事やったら手が空いちゃったな…。
チラリ居間の、時計を見るとまだ8時半ぐらいか…私は暇な時間ていうのがあまり好きじゃない、割烹着をキッチンチェアーに掛けて自室に戻るとノートパソコンを開く。
『ンフフ~♪こういう時はカラ松お兄ちゃんファイルを眺めるのが一番よね~♪』
はぁ~…見てるだけで癒される~…こうなると動画も欲しくなるわよね~…でもダメよダメダメ…自重しなきゃ…。
よし、堪能したしお兄ちゃん達もそろそろ起きてくる頃ね。
電源を落としてノートパソコンを閉じると自室を出る。
階段で丁度パジャマ姿で起きて来たお兄ちゃん…アホ毛が一本だから十四松お兄ちゃんね。
『おはよう、十四松お兄ちゃん♪今日は早いのね?』
「アハハーッッ!!おはようっ!!なみえちゃんっ!!」
『他のお兄ちゃん達はまだ寝てる?』
「たぶんもうすぐ起きるよっ!!」
『じゃあ朝御飯すぐ食べれるようにしておくね♪』
「なみえちゃんっ!!」
台所に行こうとする私を十四松お兄ちゃんが呼び止める。
『なぁに?十四松お兄ちゃ…わっ!』
振り向こうとした私を後ろから抱き締めて耳に囁く。
「ぼく…今日の夜楽しみにしてるから…」
そう言うと私から離れて洗面所に行ってしまった…。
はぁ~…びっくりした…朝からドキドキさせられちゃったよ…////