第42章 あとがき
この度は、『血染櫻』を読了して頂きましてありがとうございます。
ドリノベを始めて最初に書いた作品であり、至らぬ点も多々あったことと思いますが、完結することが出来ましたこと、大変嬉しく思います。
それもひとえに、読んで下さった皆さまが、『しおり』を挟んで下さったり、『エモ』を送って下さったりして、励まして頂いたお陰と存じます。
この作品の夢主は、親から愛情を受けられなかったことで、精神に欠落ができ、感情に対してやや無知なところがあり、それが精神の幼さに繋がっています。
好きと一口に言っても、『恋愛感情』や『友情』、『敬愛』、『信頼』、物に対する『お気に入り』という感情など様々ありますが、その違いが分かりません。
太宰さんに向ける感情に波があるのもそのせいです。
夢主が太宰さんに向ける感情は、『信仰』に近いものがありましたが、流されるままに太宰さんの『恋人』になり、深く激しい『恋情』を注がれることで、それを独占したい気持ちが強まりました。
それが夢主にどういう変化をもたらしたのか……ご想像にお任せします。
『血染櫻』はここで終わりますが、原作である文豪ストレイドッグスの『ドストエフスキー編』が終了したら、もしかしたら続編として新しく原作沿いを書くかもしれません(執筆作品の進行次第)。
ただ、あまり色々と連載作品を増やしても、平等に書き進められる自信がないので、そのときに考えます。
最後に、最後までお付き合い下さって、本当にありがとうございました‼︎
彩羽