第1章 1
3人はショウタロウを見て笑った。
「ちょっと何よー」
ショウタロウは言う。
「ちょwショウタロウまじ地獄耳やんねwww」
「ホンマによwww」
ありがとうございましたーと礼をし、座る。
「次何ー?」
ユミはリンに聞く。
「えー、美術」
「よっしゃぁああ!」
リンの応えにユミは心の底から喜んだ。
そしてユミはロッカーから教科書を取り、筆箱を持ってアサネを誘う。
「美術室、行こぜ」
「うんー」
アサネが教科書を抱えユミはクルっと方向転換すると、ショウタロウにぶつかった。
「さっき何話してたん」
ショウタロウが聞く。
「や、別に」
アサネは素っ気なく言い、歩き始める。