第10章 10~#name4#目線~
「だぁーかぁーらぁー、アサネが好きなんだよ、ぶっちゃけ。
てかさっきの自分の聞き間違いやったら恥ずいけどっ」
嘘やん
だって、遊びで百合やろーとか言ってはいたけど........
「聞き間違いちゃうよ、でもやっぱ百合なんやんっ」
笑って言う。
「うっせ、あーハズw」
ユミちゃんはそう言い、カーテンを開けて空を見た。
「曇ってるけどまぁいいや。月が綺麗ですね」
「えw曇ってるやんw」
ウチが言うと、ユミちゃんはちゃうちゃうって否定した。
「そこは私は死んでも構わないやろー?ホラあれよ、I LOVE YOUを最初に翻訳された言葉っ。男は月が綺麗ですねで、女は私は死んでも構わないなんやってー」
長々と必死で説明するユミちゃんに少し笑って、抱き着いた。
そして、耳元で言った。
「私は死んでも構わない」