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彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第9章 絶体絶命!?


すると、黒子が動く。


「そうでもねぇぜ?」

「なっ…!?」

「黒子が黄瀬のマーク!?」

「黄瀬に、ついてんのって、えっと…すげぇパスしてた奴だよな?」

「いやっ…でもさ、パス以外に目立ってなかったような…。」

『相手になるわけねぇ!!』

「まさか夢にも思わなかったッスねぇ、黒子っちとこんなふうに向き合うなんて…。」

「僕もです。」

「いったい、どういうつもりか知らないッスけど、黒子っちに俺を止めるのは無理ッスよ!」


黒子を軽々抜いた。でもその先には火神がいた。


「違うね、止めるんじゃなくて…。」

「とるのよ!」


黒子が黄瀬の持っていたボールをとる。


「なっ…!?」

「お前がどんなすげぇ技返してこようが関係ねぇ。抜かせるのが目的なんだからな。」


そして、シュートを決める誠凛。


「おぉっ!」

「ナイシュ!」

「クッソ…!ただのダブルチームの方がまだマシだぞ!」

「そんなの抜かなきゃいいだけじゃないッスか。」


再び、黄瀬がボールをついた。


「誰も言ってないッスよ?」

「!…」

「3Pがないなんて。」


そう言い、3Pを打とうとした黄瀬。でも……。

黒子の頭を使い、火神がそのボールを止めた。


「!…」

「速攻!」


すると、黄瀬が黒子の頭を殴ってしまった。


「っ…!」


黒子がその場に座りこむ。


『!…』

「!…黒子君!」


笛が鳴り、審判がレフリータイムをとる。


「黒子!」

「!…」


額から血が出ている黒子。
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