• テキストサイズ

彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第19章 偵察


黒子は落ちこみつつも、兄を見つめた。


「…」

「…」

「…」

「…」


シーンと、静まり返った。


「…まぁ、そんなに気になんなら…。」

「!…」

「キセキの世代、全員倒したら教えてやるよ。」

「!……頑張ります。それにもともと、彼らを倒すと、火神君と、菜月さんと約束しました。」

「フッ…そうかよ。じゃ、帰るぞ菜月。」

「あ、うん。じゃあ、バイバイ、大我君、テツ君。」

「おう。」

「はい、さようなら。」


私は兄と一緒に家に帰った。


「ねぇ、なんでバスケ部…辞めちゃったの?虹村先輩が辞めたから…辞めたんじゃないの?」

「お前にだけネタバレすんのはずるいだろ?黒子と同じタイミングで話すわ。」

「…うん。待ってる。」

「待ってる。は、こっちのセリフな?…頑張れよ?キセキの世代、倒すの。」

「うん。」


それから…次の日…。


「…」


私は桐皇学園高校に向かった。誠凛の方にも顔を出さず、そのまま桐皇学園高校に向かった。


「…」(凄い…。)


インターハイは準優勝だったらしい。


「…」

「ん?菜月?こんなところで何してるの?」

「!…さつき…!」

「はは~ん、もしかして偵察?」

「…はい、おっしゃる通りです…。」


さつきに今、嘘をついてもお見通しだろう。


「ふ~ん。でも私も同じようなことしてるし、内緒にしといてあげる!」

「ありがとう。」

「ううん!それよりもっと中で見なよ!」

「あっ…!」


さつきは私の腕をひき、体育館に連れて行った。
/ 380ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp