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彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第17章 夏合宿と…


*


中学時代の、まだ黄瀬がバスケというものをやっていなかった時。


「うわっ!大輝!ボール!」

「あ、やべっ!」


バスケットボールが外にとんでいってしまった。

そして、帰ってきたかと思ったら、黄色い髪をした男の子が後から体育館を覗いていた。それが黄瀬涼太だった。

青峰を見て、目を輝かせていたのを、今でも覚えている。


*


「試合開始だ。」

「海常ボールからか。」

「…」(正直に言っちゃえば、黄瀬君より青峰君の方が上。でも…それをわかっていたとしても、諦めるような人じゃないって…知ってる。)


笠松が黄瀬にパスを出した。黄瀬と青峰の1on1。

すると、黄瀬が青峰を抜いた。


「抜いた!」


でもすぐに青峰に取られてしまった。

そして今吉がそのボールをとってドリブルをした。


「ダメだ!スティール!」

「桐皇の反撃!」


そして若松にボールが渡った。すると、若松は桜井にパスを出した。桜井はシュートを打った。早川がなぜかそれを取ろうとしていた。

第1クォーター、残り9分39秒。0対3。先制点は桐皇学園。


『わあああっ!!』


歓声が起こった。


「スリーポイント。」

「先制点は桐皇か。」


その後も試合が進んでいき、また黄瀬にボールが渡った。


「!…え…また黄瀬君…?」


そして、黄瀬は桜井のクイックシュートを真似した。でも、青峰がギリギリボールに触れ、リングには入らなかった。
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