第14章 ここからが本番
「…」
「わ、私…ついてきちゃっていいの…?」
「ぜ~んぜんいいよ!つか、真ちゃんも菜月ちゃんいる方が嬉しいもんな?」
「うるさい黙れ。」
「へーへー!嬉しいくせに。」
「すんませーん!おっちゃん、3人~!空いて……」
そう言い入ったのはお好み焼き屋さん。暖簾を潜り、入った。
「!…」
見るとそこには、黄瀬や笠松、誠凛のメンバーが全員いた。
「げっ…!?」
「あ…ぁ…。」
「なんでお前らここに…つか他は?」
「はは…いやぁ、真ちゃんが泣き崩れてる間に先輩達とはぐれちゃって…。」
「おい。」
「ついでに飯でも、みたいな?」
「!…あっ…。」
「!…菜月さん。」
黒子が駆け寄ってきた。
「緑間君と一緒にいたんですか?」
「う、うん。話してて…。」
「びしょ濡れじゃないですか。ちょっと来てください。」
黒子に手をひかれ、タオルで拭いてもらった。
「ありがとう。」
「いえ。風邪をひかれてしまっては困りますから。」
「店を変えるぞ。」
「あ、おい!」
出て行った瞬間、凄い嵐。
結局戻ってきた。
「あれ…もしかして海常の笠松さん?」
「なんで知ってんだ?」
「ははっ!月バスで見たんで!全国でも高ポイントガードとして有名人じゃないスか!ちょっ…うはっ!同じポジションとして話聞きてぇな!ちょっと混ざっていいスか!?あ、こっちの席で話しましょうよ~!」
そして結局……。
黒子、黄瀬、緑間、火神。の4人がテーブルを囲んだ。