第2章 Shall we dance?
「~~……。」
「…!?グッ……!」
『…え……』
直「何?どうした?」
私達の方からはよく分からなかったけど、確かにはっきりと男達の苦しんだ声が聞こえた。
『男達が倒されてるっぽい…?』
直「えっまじか。」
『おぉう?多分』
変な声が出た((
でも一体誰が……
『まぶし…』
考えているといきなり目の前が眩しくなる。
「あぁ…お前らがあのおっさんが言ってたやつか。」
??…あのな、僕でもわからないことはあるんだよ。今の状況とかな?
だから直緒。そのヘルプの目線を送ってくるのをやめろ。
『誰…ですか?』
「紗綾何して………って、その人たちは?」
「こいつらはさっき倒したおっさん達が拉致したって言ってた奴らじゃねぇか?」
「あぁ…。多分その格好はBlackRabbit.の人たちか。」
『え、あ、え?』
困惑しているところに直緒が話しかける。
直「こいつら見たことある。」
『( 'ω')ふぁっ』
直「そういうのいらない」
『あ、はい(´・ω・`)』
直「確かこいつらは結構前から巷を騒がせてる怪盗だ。」
『ほう。』
まぁ、理解はした。
『てか、貴方達何でここに?』
「それより名前を教えてくれ」
『名を聞く時は先に名乗るのが礼儀よ?』
「手厳しい人だ…。」
苦笑いを浮かべながらも自己紹介をしてくれる
「私は黒崎統牙。隣の紗綾とタッグを組んで怪盗をしてるよ」
「俺様は御雲紗綾だ。欲しいものは全部手に入れる主義だから覚悟しとけよ。同じ怪盗としてな」
ふーん…統牙と紗綾ねぇ…
この人達凄い人かもな。注意しないと
『んじゃ、次は僕かな。僕は七瀬月海。隣にいるのは弟。あと___』
紗綾の首元を掴み引き寄せる。
『僕も欲しいものは絶対に手に入れる主義だ』
妖笑を浮かべ誇らしそうに言った。
紗「ククッ…悪くねぇ」
統「ここまで紗綾に挑発してくる人は久しぶりですね」
直「俺空気なんだけど」
『「「あっ……」」』
直「(´;ω;`)」
その後僕が慰めてやっと機嫌を直してくれたようだった。
直「俺は七瀬直緒。月海の弟だ。よろしくな!」
ニカッと笑う直緒は少し可愛い。
幼さが残ってるし、何よりも嬉しさがこちらにも伝わってくるからだ。