第1章 結婚したいのは誰?
松岡side
次の日の朝、3人は俺の作った朝飯をしっかり食ってから(笑)帰って行った。櫻井は、食べ終えた途端に、物凄い勢いで帰って行ったけどな(笑)
その後、大野と二宮を見送り、俺も仕事へ向かった。
昼過ぎには仕事が終わり、まーにメールを入れると、家に居ると返事がきた。途中でまーの好きなプリンを買い、帰宅した。
家に着き、玄関を開けると良い匂いがしていた。
「ただいま。まー?」
「あっ、松兄おかえりー。ってわっ…」
雅紀の笑顔を見た瞬間に、我慢できず抱き締めてしまった。
「松兄?どしたの?」
「…良かった…」
「ん?」
「帰ってこねぇかと思った」
「えー?帰るってメールしたじゃん」
「そーゆーことじゃねぇよ(笑)まぁいいや。雅紀、昨日は悪かった。ちょっと言い過ぎた。」
「ううん。俺も大人げなかった。ごめんね。」
「…なぁ、お前さ、」
「でも、翔ちゃんって言った時はちょっとムカッてなった!」
「…」
「…あ、ごめんなさい。やっぱり嫌だよねこーゆーの」
「やっと…」
「やっと?」
「やっとちゃんと言ってくれたな。」
「え?」
「お前、いっつも我慢して言わなかっただろ?だから、なんかやっと素のお前見れた気がして嬉しいよ。」
「松兄…ごめんね。」
「いいよ。俺もちゃんと聞かなかったしな。」
そう言うと、雅紀は少し涙目になり頷いていた。その顔があまりにも綺麗で、なにか言おうとしていた唇にキスしていた。雅紀は少し驚いていたが、すぐに俺からのキスを受け入れていた。
そっからは、もうお互い我慢出来なかった。
あの後、散々雅紀を鳴かせてしまった。
「大丈夫か?」
「大丈夫じゃないよー!腰痛い!」
むくれる雅紀が可愛くて、身体をそっと撫でる。気持ち良かっただろ?と聞くと真っ赤になりながらも、「なっ…まっ、まぁ…そうだけど…」と素直に答えてくれる。やべぇ、可愛い…あわよくばもう一回戦なんて思って身体を撫でると、「…ん…ちょ、ちょっと…ダメ…って、もうしないよ!本当に腰ヤバイの!(# ̄З ̄)」と言われてしまった。
ちっ、バレたか(笑)
ごめん、ごめんと謝りもう一度雅紀を抱きしめ幸せな時間を過ごした。