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ダイヤの原石-6Carat-

第4章 3carat*秘密特訓


「おいさんご、今日も付き合えよ。」
「またぁ?明日早いんだからあんまり遅くならないようにしてね?」
「わかったわかった。」

階段でコソコソと手短に会話を済ませて解散する光黄とさんご。
それをリビングからこっそり覗いていたざくろは顎に手を当てた。

「怪しい…。」

最近あの2人は妙にコソコソとしている。
夜中に部屋を行き来しているのも目撃済みだ。

「まさか…あの2人…グループ内恋愛…!?」

ざくろが頭を抱えてその場にうずくまると、リビングに入ってきた光黄が眉間に皺を寄せてその光景を見ていた。

「ざくろ…何してんの?」
「み!光黄!え!いや!何でもないっていうか頭痛いな~風邪かな~みたいな…!?」
「…」

光黄は明らかな大嘘をつくざくろを一瞥すると、冷蔵庫から飲み物を取り出して地下に降りていった。
ダンスの自主練をするらしい。
ざくろはふぅ、と一呼吸つくと、意を決してさんごの部屋へと向かった。
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