第3章 長男様
…………どーしよ…
あれを聞くべきなのか…聞かない方がいいべきなのかてん
頭の中はぐーるぐる。。
私はおそにぃをちらちら見ながら考えていると……
おそ松「なに?」
と、真顔で言ってきた。
こっ怖い!!言えませんよっ無理無理!
昨日のあれはなんだったんですか?って言えないよ!!
「なっななななんでもないですよ!!」
そう必死に手を横にふると、
おそにぃは「へぇ〜」と言いながら私に近づいてきた。
「!?」
おそにぃ……近づきすぎませんか……?近いです近いです!!!
顔真っ赤になってるよ絶対!!
と、両手で顔を隠す。
おそ松「はぁ〜もーやーめよっ 愛夢ちゃんいじめんのやめるわ〜
お兄ちゃんめんどくさくなってきたっ……こーんなに可愛い妹いじめるとか最低だな〜!俺!」
おそにぃは私の頭をわしゃわしゃし、鼻の下をこする。
「えっ?」
私は訳が分からないため、首をかしげ唖然とする。
おそ松「いや〜実は言うとさ… 俺ただ弟達にノッてあげてるだけなんだよ〜!あいつら結構愛夢ちゃんのこと嫌っててさ〜!ウケるよなっ」
おそにぃはそう言い、かははっと笑う。
じゃーおそにぃは私のこと嫌ってないの?
ただ面白がってただけ?
まぁ、それはそれで嫌だけど……なんかほっとしている自分がいる。
おそ松「ごめんね愛夢ちゃん。許して!」
おそにぃは両手の手のひらを合わせ顔の前に持っていき必死に謝り出した。
悪かったから〜!ごめんって!お願いお願い!って感じで……
「分かりました……許します。じゃー帰りは手を繋いで帰ってもいいですか?」
私は照れくさそうにそう言うとおそにぃは笑顔で受け入れてくれた。
今日は楽しかった……あっ昨日も、手を繋いで帰ったかな。。
手を繋ぐのは好き。
手を繋ぐ事によってその人の体温が伝わってくるから……