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デリバリー【気象系BL】

第5章 運命の輪


「気の迷いとか自暴自棄になってるとか、そんなんじゃないんだな?」

「違うよ…!」

「よりによって男って
しかも売り専でしょ?
相葉くん、どーしちゃったんスか…」


どうしちゃったも何も
好きになっちゃったんだから仕方ないよ


「客としてでもいいんだ
時々会って話せたら」

「そんな事言って…
いいカモにされるんじゃないっスか?」

「カズくんはそんな事しないよ!」

「まぁまぁ、風間も落ち着いて
そのカズって子の店のHP見せてよ
ちゃんとした店なのか調べるから」


翔ちゃんがそう言うから
ノートパソコンを持ってきて、カズくんのお店のホームページを開いてみせた







「Stairway to Heaven…
悪い噂は無いみたいだな…
ま、かなり悪趣味だけど」


【U】のページを開くと
あ…また新人の子が入ってる
男の子なのに女の子並みに可愛い見た目の子は沢山居るんだ
居るんだけど…カズくんに対する気持ちと同じ気持ちには全くならない
俺はストレートなんだし、当たり前と言えば当たり前だ


「この子なんだけど、」


カズくんの写真をクリックすると
画面に大きく表示された


「へぇ。確かにパッと見、男には見えないな」

「…ねぇ相葉くん、」

「何?」







「俺、コイツ知ってる」
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