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デリバリー【気象系BL】

第3章 力


二度目ましてのカズくんは思ったより小さくて
十代って言っても通じるくらいあどけなくて…
その可愛らしさに思わず見惚れてしまった


「相葉さんですよね?」

「はっ、はぃい…!」


声なんて裏返っちゃって。
チョー恥ずかしい…

そんな俺を見てカズくんは口元を隠してふふっ、と微笑った


「き、喫煙席なんだけど大丈夫かな?」

「大丈夫だよ」

「あっ、これ… ピッタリだと思うんだけど、」


封筒に用意してあった料金をカズくんに渡す
パパッと中身を確認して


「うん、丁度。ありがとう」


今度は柔らかく微笑んだ





…か、可愛いい…







席にカズくんを案内する


「何か飲む?」

「じゃあ…相葉さんとおんなじので」


ドリンクバーを追加して、二人で注ぎに行った

カズくんもアイスコーヒーなんだ
ちょっと意外
ミルクとガムシロは入れないんだな
一つ、カズくんの事を知れたのが嬉しかった




「ご飯は?もう食べた?」

「うん、さっき」


…やっぱり先客がいたのかな


「相葉さんは?」

「まだなんだ」

「じゃあ何か頼んでください」

「う、うん」


渡されたメニュー表を見ていたら
あるモノに目が止まった


キャラメルパンケーキ。


パンケーキは今日のラッキーフードだったよね…
呼び出しボタンをピッと押すと、店員さんに注文を告げた


「キャラメルパンケーキ1つ」


カズくんがまた、微笑った
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