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君が教えてくれること

第3章 君との出会い。



「....ちゃん.....ゆいちゃん..」

「...んー.....」

名前呼ばれてる、起きなきゃ

「起きて」

「起きた、」

「それは起きてるって言わないけど」

「起きたー」

それから毎日のように必ず亮さんはきてくれた
いろんな話をして仲良くなってきて
変な気を使うこともなくなったし、少しだけ
意地悪や我儘も言えるようになった

「俺拗ねちゃうよ」

「そんなキャラじゃない」

「....起きなきゃキスするよ」

「起きた」

それはダメだと飛び起きると
亮さんはびっくりした後に
お腹を抱えて笑い出してしまった

「薄情な子だなー、」

「ちゅーはだめです」

「なんで?」

「なんでも」

「それは理由にならないよ」

「付き合ってないもん!」

大きな声を出してしまい
自分でもびっくりした
亮さんもびっくりしたようで
目をまん丸にさせていた

「確かにそうだね、けど
一目惚れってあるでしょ?」

「そんなの信じない」

「わかったよ、タバコ吸ってくる
まっててね、ゆい」

亮さんの癖なのかな
部屋を出るたびに亮さんは
私の頭を撫でる
その時の顔がとても優しくて
かっこいいと思った

「いま呼び捨てにされた....」

一目惚れなんてこと
ドラマじゃあるまいし、ないない
亮さんはきっと私をからかってる
騙されない!!!

でも、嫌じゃない
もし亮さんみたいな人が彼氏だったら
きっとこんなことには
なってないんだろうなって
嬉しくも悲しくなった

「いつまで来てくれるんだろ、」
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