第8章 轟焦凍:オリジン
みんなそれぞれ教室に戻った
相澤「おつかれっつうことで明日、明後日は休校だ」
「「「「!!」」」」
相澤「プロからの指名等をこっちでまとめて休み明けに発表する。ドキドキしながらしっかり休んでおけ」
みんなはそれぞれ解散し、家路に着いた
は轟に誘われ、帰り道を一緒に歩いていた
『またお家まで送ってもらっちゃって…ありがとうね!』
轟「!」
轟はの腕を掴んだ
『焦凍くん?』
轟「……」
『……。焦凍くん、お茶飲んでいかない?』
轟「え…」
『素敵な紅茶を買ったの。よかったら一緒に飲んでいかない?』
轟「…じゃあ…」
『うん!』
轟「お邪魔します…」
『どーぞどーぞ!ちょっと散らかってるけど!』
轟「の家入んの久しぶりだな…」
『そうだね〜、それこそ小学生以来だね!お家は変わってるけど!』
轟はの両親の写真を見て手を合わせた
は紅茶を入れてテーブルに運んだ。
『……ありがとう。焦凍くんに久々に会えて2人も喜んでるよ』
轟「お前が大変な時……側にいてやれなかった……」
『…!』
轟「お前はいつも…俺を助けてくれたのに…」
『…そんなことないよ。久々に焦凍くんに会えて嬉しかった』
轟「…ん」
『ほら、紅茶入れたよ!冷めないうちに飲んで飲んで!』
轟「おう」
2人は座って紅茶を飲んだ
轟「うめぇ」
『よかった!』
轟「昔…お前の母親が入れてくれた紅茶がこんな感じだった」
『覚えてくれてたんだ』
轟「あぁ。美味かったから」
『そっか…お母さん喜ぶよ』
轟「………」
『落ち着いた?』
轟「…!」
『話すの気まずそうだったから…。温かいお茶飲めば…少しは気軽になるかなーって思って…』
轟「…」
『ん?』
轟「…明日…予定あるか…?」
『…ないよ?』
轟「……明日…お母さんに会いに行こうと思ってる」
『…!』
焦凍くんのお母さんは今入院中で…会いに行くのを避けてたのに……
『そっか…』
轟「…一緒に…行ってほしい…」
『私が…?』