• テキストサイズ

赤い【目】を持つ少女/ヒロアカ長編

第2章 始まり




『んんっ!!美味しいぃぃ…!!』

轟「よかったな」

『一口食べてみる?』

轟「いや、俺は…」

『ん!』

クレープを口の前に差し出される

観念してクレープを一口食べた

轟「……甘ぇ」

『あははっ』

そして再びクレープを頬張った


―――――


『ごめんね、家まで送ってもらちゃって』

轟「気にすんな。じゃあ…“また”な」

『!!…うん、“また”ね!』



笑顔で焦凍と分かれ、家の中へ入った

『ただいまー…』

誰もいない家の中に声が響く

そして写真の前に座って今日の出来事を話した

『合格…できるといいなぁ…』

緑谷くんや…焦凍くんと通えたら…楽しいだろうなぁ…

『はっ……違う違う、私は強くなるために行くのに…!』

目的を果たさなければ

2人の仇を…この手で


―――――


は近くの神社に来ていた

『合格できますように…』

私の目的を果たすため…

そして緑谷くんの夢のために

みんなで合格できますように

次は緑谷くんの番だ

が帰ろうとしたとき、チラリと目の横に映った

『お守り…』


―――入試当日―――


オールマイトに教えられて緑谷くんが鍛えている公園へ

【市営多古場海浜公園】

漂流物や不法投棄などで多くの粗大ゴミが捨てられている

『う、嘘…』

そのはずだった

緑谷「わああああああ!!」

公園にはゴミが1つもなくなっていた

『これ全部…緑谷くんが…!?』

オールマイト「ギリッギリで仕上げやがった!完成以上に!!オーマイ…オーマイ……グッネス!!」

オールマイトはマッスルフォームになって緑谷の元へ

そして倒れる緑谷を支えた

オールマイト「おつかれ!」

緑谷「オールマイト…!!僕…出来た…出来ました…!」

オールマイト「ああ驚かされた!エンターテイナーめ!十代って素晴らしい!!ホラ見ろよ!」

オールマイトはスマホの画面を見せた

緑谷「?…これは…」

オールマイト「10ヶ月前の君さ。よく頑張ったよ本っっ当に!!!」

画面に映っている緑谷はか細く、転んで泣いていた

体は鍛えられ、前のか細い体は筋肉質の厚みのある体に

オールマイト「ようやく入り口の蜃気楼がうっすら見えてきた程度だが!確かに器は成した!!」

緑谷「…………」

『緑谷くん…?』

/ 316ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp