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赤い【目】を持つ少女/ヒロアカ長編

第2章 始まり




『ふぅ…』

雄英の前に着いた

『(合格して…今よりももっと強くならなきゃ…)』

は中に入って席へ着いた

そして筆記用具を机の上に広げた

『あ…』

消しゴムが机の上から落ちてしまった

「落ちたぞ」

『あ、ありがとうございま…』

拾ってくれた相手を見た

『焦凍…くん…?』

赤と白の髪の毛の男の子

「……か?」

『うん…!久しぶりだね…!』

轟焦凍は昔、両親が友達でよく会っていた

轟「あぁ。元気そうだな」

『うん。焦凍くんは…変わりない?』

轟「……あぁ」

子供の頃から厳しい訓練してたのは知ってるけど…

『よかった。少し緊張してたの。焦凍くんに会えて和らいだよ』

轟「そうか。頑張れよ」

『うん。一緒に合格しようね』

轟「あぁ」

焦凍は少し微笑んで席へついた

そして推薦入試が始まった


―――――


『ふぁぁ…』

終わったぁ…

実力は出し切った…あとは発表を待つだけ

轟「お疲れ」

『あ、焦凍くん!お疲れ様!』

轟「一緒に帰らないか?」

『うん!』

カバンを持って2人は教室を出た



『あとは結果を待つだけだね~…緊張するなぁ~』

轟「お前は大丈夫だろ」

『え?』

轟「昔からお前は要領いいし…それに元から頭もいいし」

『そんなことないよ…焦凍くんだって頭よかったじゃない』

焦凍くんとは小学校まで一緒だったが中学校に入学すると同時に離れてしまった

『あ…』

小さなクレープのお店を見つけた

『ねぇねぇ!食べていこう!』

轟「俺は…」

『行こっ!』

は焦凍の袖を掴んだ

轟「!」

『わぁ…!苺がいっぱい…!チョコもいいなぁ~…』

轟「………」

『決めたっ、これにしよっ』

轟「決まったのか?」

『うん!苺のやつ!』

轟「待ってろ」

『え…?』



しばらく待っているとドリンクとクレープを持った焦凍が

『ありがとう!いくらだった?返す』

轟「別にいい」

『え、でも…』

轟「いい。俺がそうしたかったからしたんだ」

『…じゃあ…お言葉に甘えて』

はクレープを頬張った


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