第2章 始まり
『どう?緑谷くんの様子は』
オールマイト「なかなかひ弱だ」
『ふふふ、そっか』
ファミレスでオールマイト(トゥルーフォーム)とお茶をしていた
『頑張ってほしいなぁ…』
オールマイト「まさかキミと緑谷少年が知り合いだったとはね」
『知り合いっていうか…あの日に知り合ったばっかりだよ?』
オールマイト「そうなのか」
『うん。あの現場に飛び出したのが同じタイミングだったんだ。そしたらヴィランに捕まってた子…緑谷くんのお友達っていうし…』
オールマイト「なるほどな。しかし、相変わらずヴィランに飛び込んでいくのは関心しないな」
『…………』
オールマイト「…まだ…あの2人の仇を…?」
『……もちろん…私はそのために…生きてるんだから…』
の瞳は眼帯の上からでもわかるくらいに赤く染まった
オールマイト「おいおい、ここで“制限(リミッター)解除”しないでくれよ」
『そんなことしないよ!本気出したときだけだよ』
2人は静かにお茶を啜った
オールマイト「まぁ、キミも無理をしない程度に合格目指して頑張れ」
『うん。ありがとう。そうするよ』
2人は店を出て分かれた
そして月日はあっという間に過ぎ、推薦入試当日
『まずは…私の番だね』
は制服に袖を通し、家を出た
オールマイト「やぁ」
緑谷「おはようさん!」
玄関には2人の姿が
『あ、れ…何で…』
緑谷「今日はさんが推薦入試だってオールマイトから聞いて…応援できたらなって」
『緑谷くん…』
前回会ったときよりも痩せて…ううん、引き締まったんだ
そのくらい頑張ってるんだ
『ありがとう…。一緒に行こうね。雄英!』
緑谷「!!…うん!!」
は手を振って走り出した
オールマイト「緑谷少年?顔が赤いぞ?」
緑谷「いや…女子とこんなに近くで話したの初めてで…!」
オールマイト「そんなに近くはなかったが!?」