第6章 番外編:救え!救助訓練!
13号「皆さん、大変素晴らしい成果でした。1回目にしては!救助とは、時間との戦いでもあります。まだまだ改善の余地が皆さんにはありました。すなわち、まだまだ伸びしろがあるということ」
上鳴「何かあっけねえや」
相澤「気を抜くな」
「「「!」」」
相澤「まだ授業は続くぞ」
次のエリアへ移動した
13号「で、次はこちら。倒壊ゾーンです」
ボロボロな建物が立ち並んでいた
13号「救助訓練の1回目ということで、今回はいろんな状況を経験してもらいます。この倒壊ゾーンでの訓練想定は、震災直後の都市部。被災者の数、位置は何もわからない状態で、なるべく多くを助ける訓練です。
8分の制限時間を設定し、これまた4人組での救助活動を行います。残りの17名は各々好きな場所に隠れて救助を待つこと。ただし、そのうち8名は声を出せない状態と仮定します。その8名は私が指定します!」
芦戸「あっ、それってかくれんぼ!かくれんぼじゃん!」
13号「簡潔に言うと近いですね。では、1回目の4人組は……こちら!」
爆豪、峰田、麗日、緑谷が選ばれた
爆豪「何でつくづくデクとやんなきゃ、なんねんだよ!」
緑谷「うわあっ」
麗日「しょうがないよ。アニメフェスタなんだもん」
爆豪「さっきから何だそれは!!」
切島「麗日やめろって、そういうのしらけるから」
峰田「被害者を運ぶにあたって…胸及び臀部にやむを得ず触れてしまった場合それは何か罪に当たるのか否か…」
緑谷「君に限ってアウトだよ、峰田くん」
13号「要救助者側が隠れて2分、それでは捜索訓練を始めます!震災直後、何が起きてもおかしくないということを忘れずに。では、出動!」
は隠れる側で声を出せない要救助者設定になった
『(ここ…見つかるかな……)』
疑問に思いながらも瓦礫の隙間に入り込んでいた
足音が近づいてくる
『!』
ガラガラガラッ…
『あ…』
瓦礫が細かく割れて明るくなった目の前には爆豪の姿が
爆豪「…お前かよ」
『何その言い方〜』
爆豪「はっ」
ドォン!!
爆豪「!」
『何…!?』
2人は急いで土煙の上がっている場所へ向かった
『!!!う、そ……』
爆豪「アイツは…!」
『焦凍くん!!』
ヴィランの手には動かない轟の姿が