第5章 オールマイト
爆豪「ヴィランの襲撃を耐え抜いた連中だもんな。体育祭の前に見ときてえんだろ。意味ねェからどけモブ共」
飯田「知らない人の事とりあえずモブって言うのやめなよ!!」
「どんなもんかと見に来たがずいぶん偉そうだなぁ。ヒーロー科に在籍する奴は皆こんななのかい?」
爆豪「ああ!?」
「こういうの見ちゃうとちょっと幻滅するなぁ」
人だかりの奥の方から1人の男子生徒が
「普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったって奴、結構いるんだ。知ってた?」
「「「?」」」
「体育祭のリザルトによっちゃ、ヒーロー科編入も検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ………」
緑谷「……!」
「敵情視察?少なくとも俺は、調子乗ってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつー宣戦布告しに来たつもり」
「「「(この人も大胆不敵だな!!)」」」
「隣のB組のモンだけどよぅ!!」
人だかりの奥からまた1人現れた
「ヴィランと戦ったっつうから話聞こうと思ってたんだがよう!!エラく調子づいちゃってんなオイ!!」
「「「(また不敵な人キタ!!)」」」
「本番で恥ずかしい事んなっぞ!!」
「「「…………」」」
『…………』
爆豪「…………」
爆豪はそのまま帰ろうと人を避けていく
切島「待てコラどうしてくれんだ!おめーのせいでヘイト集まりまくっちまってんじゃねえか!!」
爆豪「関係ねえよ………」
切島「はあーーーー!?」
爆豪「上に上がりゃ関係ねえ」
切島「く………!!シンプルで男らしいじゃねえか」
常闇「上か…一理ある」
砂藤「言うね」
上鳴「騙されんな!無駄に敵増やしただけだぞ!」
『ふふっ、かっこいいねえ』
緑谷「えっ…?」
『口は悪いけどさ、要は勝てばいいってことだよね!』
緑谷「……そうだね」
そして参加種目の決定
それに伴う個々人の準備
2週間はあっという間に過ぎた