第5章 オールマイト
ガシッ
『!!』
轟「危ねぇ……」
『焦…凍…くん…ゲホッ、ゲホッゲホッ…』
手で口元を覆い、強い咳をした
『…っ』
轟「お前…血が…!」
『大丈夫…ただの個性の使い過ぎだから…。それより何でここに…』
轟「お前だけ違う車で行ったから…オールマイトたちのケガ治しに行ったんだなって思って…コスチューム着たままだし戻ってくるかと思って待ってた」
『そっか…誰もいないと思ってたんだけどな…』
轟「残念だったな。家まで送る」
『え、大丈夫だよ…』
轟「いいから」
轟はを支えながら家まで送ってくれた
『ごめんね…ありがとう…』
轟「気にすんな。昔から無茶するところは変わんねぇな」
『そんなこと…』
轟「じゃあまたな」
轟はの頭を撫でて歩いていった
『うん……』
翌日は臨時休校になり、学校はお休みだった
それでも気が休まらなかったのは私だけではなかっただろう
―――1-A―――
飯田「皆――!朝のHR(ホームルーム)が始まる!席につけーー!!」
瀬呂「ついてるよ。ついてねーのおめーだけだ」
相澤「お早う」
「「「相澤先生復帰早えええ!!!」」」
クラスに入ってきたのは包帯をぐるぐる巻にされた相澤だった
『(…っ)』
私にもう少し力があれば…完全に治せたのに…
飯田「先生無事だったのですね!!」
相澤はヨロヨロと教卓の前に立つ
麗日「無事言うんかなぁアレ……」
相澤「俺の安否はどうでも良い。何よりまだ戦いは終わってねぇ」
「「「『!?』」」」
爆豪「戦い?」
緑谷「まさか…」
峰田「また敵がーーー!!?」
相澤「雄英体育祭が迫ってる!」
「「「クソ学校っぽいの来たあああ!!!」」」