第3章 ついに会えた
相澤は脳ミソがむき出しの謎の生物に馬乗りにされていた
『………』
そのとき
の中の何かが切れた
『何であなたは…そうやって壊して……』
死柄木「あぁ…?あぁ…そういえば…お前の両親…塵も残らずに消えていったんだっけか…」
『そうだよ…あなたが殺したあの2人…2人の仇を撃つためだけに生きてきた…!』
相澤「やめろ…」
は右目の眼帯を外した
『制限(リミッター)解除…!』
赤く光る右目と共に地響きが起こる
『許さない…絶対に…』
の周りに竜巻が巻き起こり、ヴィランたちは近づけない
『2人の仇…ここで…!』
相澤「やめろ……!」
赤い右目は激しく色づく
死柄木「その目…その目だ…!!」
は死柄木に向かって歩き出す
『殺す…!!』
死柄木「面白いことを言うね…!」
死柄木はに飛び掛った
相澤「!!」
の周りにある竜巻が死柄木に向かって行く
ベキベキベキ…ッ
音のする方を見る
相澤の腕がへし折られている
『な…に…して…』
死柄木「“個性”を消せる。素敵だけどなんてことはないね。圧倒的な力の前では。つまりただの“無個性”だもの」
相澤「ぐぁ…!!!!」
『その手を離せ!!!!!』
は怪物に向かって走る
しかしそれは黒い煙に邪魔をされた
『…!!』
黒い煙はに巻きついた
『(動けない…!)』
「死柄木弔」
死柄木「黒霧。13号はやったのか」
黒霧と呼ばれたのはさっきワープさせた男だった
黒霧「行動不能には出来たものの散らし損ねた生徒がおりまして……一名逃げられました」
死柄木「……は?はー……黒霧お前…お前がワープゲートじゃなかったら粉々にしたよ…。さすがに何十人ものプロ相手じゃ敵わない。ゲームオーバーだ。あーあ……今回はゲームオーバーだ。帰ろっか」