第27章 文化祭
各々の練習も終わり、共同スペースへ
爆豪「てめェ走ってんだよ!俺に続けや!!」
上鳴「いやお前が勝手にアレンジすっから混乱すンだよ」
八百万「耳郎さん、ご指導も本職さながらですわ。素人の上鳴さんが1週間でコード進行まで辿り着くなんて」
耳郎「別にそんな……ってか今日のお茶良い香り」
『うん!いつものより香りが濃いね』
八百万「わかりますの!?お母様から仕送りで戴いた幻の紅茶、ゴールドティップスインペリアルですの!皆さん召し上がって下さいまし!」
葉隠「よくわかんないけどいつもありがとー!!」
芦戸「よくわかんないけどブルジョワー!」
麗日「デクくん!ヤオモモちゃんのお茶飲まんの…」
緑谷「ブツブツブツブツブツブツブツ」
麗日「ヒッ!!」
『デ、デクくん…?』
緑谷「あ、しまっ…」
《リスナーは、いつ、どんな紅茶を飲む?》
麗日「紅茶の動画?タイムリー」
『これ、百ちゃん淹れてくれたお茶』
緑谷「わ、ありがと」
《私は必ず仕事前と後、仕事の大きさによってブランドを選ぶ。そしてこのお茶は、高級紅茶ロイヤルフラッシュ。つまりどういうことかおわかりか?》
《違いのわかるジェントルかっこいいって事!?》
《次に出す動画、リスナーだけでなく社会全体に警鐘を鳴らすことになる。心して待っていただきたい!》
《キャーーーー》
パッ
『終わった…』
麗日「短っ」
緑谷「…この人…」
麗日「有名な人?評価の割合えぐいけど…」
緑谷「僕もなんとなくしか知らないけど…迷惑行為で一部じゃ有名なヴィランだよ」
麗日「え」
緑谷「なんだかんだ動画まで出して捕まってないのは凄いんだけど――…次は何する気なんだろ…」
『(少し…嫌な予感がするな…)』
―――――
とうとう明日 文化祭本番!
最後の練習を体育館で行っていた
切島「もう体育館閉まっちまう!最終確認通しで行くぞ」
芦戸「ツートントン、ツートントン、パッ!で、青山中央、緑谷ハケる」
青山「ウィ☆」
緑谷「ラジャ!」
芦戸「緑谷!!動きまだヌルいから、グッ!!グッ!!意識!!」
緑谷「ラジャ!!」