第27章 文化祭
瀬呂「始める前は素人芸が…って不安だったけど。バンド隊もダンス隊も素人以上のモンになっちまったなァ。芦戸も意外と鬼コーチだったもんな」
切島「好きだからこそガチでやれるんだろうな…!「“音で殺る”宣言」で昂ぶったんはバンド隊だけじゃねー」
八百万「緊張して参りました」
耳郎「本番で変なアドリブしないでね?」
爆豪「あ?」
耳郎「混乱しちゃう奴いるから」
上鳴「言い方トゲあンな!」
常闇「上鳴、お前だけではないぞ」
『うんうん』
芦戸「そんで緑谷はソデからすぐ天井行って!そんで青山をセットして、ロープで吊り上げる」
バタンッ!!!
ハウンドドッグ「モウガルルル9時ダロ!?生徒はァアアア9時まデダロォ!!」
切島「やっべ、帰りまーす」
寝て起きたら
朝の9時から文化祭が始まる
―――寮―――
上鳴「寝れねー!!」
芦戸「静かに!寝てる人もいるから」
飯田「みんな盛り上がってくれるだろうか」
耳郎「そういうのはもう考えない方がいいよ。恥ずかしがったり、おっかなびっくりやんのが1番良くない。舞台に上がったらもう後は楽しむ!」
上鳴「お前めっちゃ照れ照れだったじゃねえか」
耳郎「あれはまた違う話でしょ」
緑谷「耳郎さんの話、色んなことに通じるね」
青山「ウィ☆誰が為を考えると結局、己が為に行き着くのさ」
緑谷「なるほど……あっ、ロープほつれてる」
青山「ワオ☆ずっと練習で酷使してたもんね。僕らの友情の証じゃないか!!☆」
緑谷「うん…いや危ない。ごめん気付かなくて…」
上鳴「八百万に作ってもらえば?ですわ」
芦戸「ヤオモモもう寝てるよ!便利道具扱いしないの!」
上鳴「俺の事は充電器扱いするじゃん」
峰田「これが男性蔑視」
緑谷「僕は明日朝イチで買ってくるよ。気づかなかったの僕だし。朝練もあるし、ついでに買いたいものもあるし」
上鳴「いやいや、俺ら10時からだぞ。店って大体9時からじゃん」
緑谷「雄英から15分くらいのとこにあるホームセンター、あそこなら朝8時からやってるんだよ」
上鳴「けっこーギリじゃん」
芦戸「そろそろガチで寝なきゃ」
切島「そんじゃ…!また明日やると思うけど…夜更かし組!!一足お先に…絶対成功させるぞ!!」
「「「『オーーー!!』」」」