第26章 明るい未来
「出血が多くてね。血が足りてないんだ。少し苦しそうだけど大丈夫だと思うよ」
緑谷「…はい」
「……気をつけて帰るんだよ」
緑谷「ありがとうございます」
《離さないで…!今度は絶対に…!!エリちゃんを…!!》
緑谷「さんのおかげで…手が届いたよ。ありがとう。先に帰るね…待ってる」
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学校に戻ってからも色々と調査や手続きが立て続けで
結局みんなが寮へ帰って来れたのは夜だった
峰田「帰ってきたァアアア!!奴らが帰ってきたァ!!」
八百万「みんな心配してましたのよ」
上鳴「ニュース見たぞおい!!」
瀬呂「大変だったな!」
峰田「大丈夫だったよォ!?」
青山「お騒がせさんたち☆」
砂藤「まァとにかくガトーショコラ食えよ!」
上鳴「お前ら毎度凄えことになって帰ってくる!怖いよいい加減!」
障子「無事で何より」
耳郎「フジかなあ…無事…うん」
葉隠「お茶子ちゃん梅雨ちゃん〜!!」
轟「は…」
緑谷「……それが………」
轟「…?」
麗日「まだ意識戻らんみたいで…」
轟「!」
上鳴「意識戻らねぇって…」
瀬呂「大丈夫なんだよな…?」
緑谷「お医者さんは大丈夫だと思うって言ってた」
芦戸「…」
飯田「みんな心配だったのはわかるが!!落ち着こう!!報道で見たろう、あれだけの事があったんだ。級友であるなら彼らの心を労り、静かに休ませてあげるべきだ。身体だけでなく…心も擦り減ってしまっただろうから……」
緑谷「飯田くん飯田くん」
飯田「ム」
緑谷「ありがとう。でも…大丈夫」
飯田「…じゃあいいかい。とっっっっっっっても心配だったんだぞもう!君たちがもう!」
瀬呂「おめーがいっちゃん激しい」
八百万「ラベンダーのハーブティーをお淹れしますわ!心が安らぎますの!」
蛙吹「…お茶子ちゃん大丈夫…?」
麗日「………」
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麗日「あの時…もっとやれる事があったんじゃ…って…私…この手で抱えてたんです」
相澤「お前たちはしっかりやれる事をやってくれた。責任は俺たちの方にある。すぐに前を向けとは言わないが…これを受けて自分がどうしたいか考えてみてくれ」
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麗日「私…救けたい」
蛙吹「……うん」
切島「……」