第24章 烈怒頼雄斗
緑谷「来られたら困るって言ってるようなもんだ」
切島「そだな!!」
『だね!』
切島「妨害できてるつもりならめでてーな!!」
緑谷と切島は壁を破壊
ロックロック「……ちったァやるじゃねぇか…」
ファットガム「先越されたわ」
通形「進みましょう―――……」
『!』
地面や壁がぐにゃりと変形していく
『道がうねって変わっていく…!!』
「治崎じゃねえ… 逸脱してる!考えられるとしたら…本部長「入中」!」
ロックロック「規模が大きすぎるぞ!奴が“入り”、“操れる”のはせいぜい冷蔵庫ほどの大きさまでと――…」
ファットガム「かなーーりキツめにブーストさせれば、ない話じゃァないか……」
「モノに入り自由自在に操れる“個性”…!「擬態」!地下を形成するコンクリに入り込んで、“生き迷宮”となってるんだ…!!」
ファットガム「何に化けとるか注意しとったが…まさかの「地下」。こんなん相当身体に負担かかるハズやで…。イレイザー、消せへんのか!!?」
相澤「本体が見えないとどうにも――…」
天喰「道を作り替えられ続けたら…目的まで辿り着けない…その間に向こうはいくらでも逃げ道を用意できる…即時にこの対応、判断…ああダメだ…もう……女の子を救い出すどころか俺たちも――…!!」
通形「環!!」
天喰「!」
通形「そうはならないし、お前は!サンイーターだ!!」
天喰「――…!」
通形「そして!!こんなのはその場凌ぎ!どれだけ道を歪めようとも、目的の方向さえわかっていれば俺は行ける!」
ナイトアイ「ルミリオン!」
緑谷「先輩!」
『1人は危ないです!』
通形「スピード勝負…奴らもわかっているからこその時間稼ぎでしょう!先に向かってます!!」
天喰「ミリオ…!!」
『くっ…壁壊して進むしか…!』
グワンッ…
「「『!』」」
地面に穴が空き、ヒーローたちは下へ落ちていった
緑谷「広間…?」
ロックロック「ますます目的から遠のいたぞ!いいようにやられてるじゃねえか!!」
「おいおいおいおい、空から国家権力が……」
「「「『!?』」」」
「不思議なこともあるもんだ」
そこには3人の構成員が立っていた
ファットガム「よっぽど全面戦争したいらしいな…!さすがにそろそろプロの力見せつけ―…」