第23章 抗う運命
飯田「仮免といえど街へ出れば同じヒーロー……素晴らしい活躍だ……!だが学業は学生の本分!!居眠りはダメだよ!」
切島「おうよ飯田!覚悟の上さ!なァ!?」
緑谷「うん!」
上鳴「お前勉強やべーっつってたのに大丈夫かよー」
切島「先生が補習時間設けてくれるんだってよ」
瀬呂「俺も行きゃーよかったなァ。両立キツそうでさァ…」
八百万「学ぶペースは人それぞれですわ」
上鳴「いい事を仰る!」
微笑ましくその光景を見つつも、心の中はエリちゃんのことでいっぱいになっていた
―――――
数日後
しばらくぶりでナイトアイから連絡が入った
切島「お!?緑谷、!おはよ!お前らも今日行くんだ!?キグーだな!」
『おはよ!切島くんもなんだね!』
緑谷「しばらく呼ばれなくなってやっと今日だよ。コスチュームはいらないって言われたけど…」
麗日「あれー!?おはよーー!!3人も今日!?」
『えぇ!すごい偶然!』
駅まで歩いていると
プロヒーロー「駅まで?送ってくよー!」
麗日「わ!じゃあよろしくお願いします」
緑谷「ありかたや」
切島「ヒーロー多いなー」
『うん、そうだね…』
駅に着き、出る改札も一緒
緑谷「あれ!?皆こっち!?切島くん関西じゃ…」
切島「ん、ああ!何か集合場所がいつもと違くてさァ」
蛙吹「私達もそうなの」
『……?』
降りる駅も一緒
緑谷「皆同じ駅!?奇遇だね…!」
蛙吹「先輩と現地集合なのよ」
『方向も同じ…』
緑谷「曲がる角も同じ………」
ナイトアイ事務所へ着くと
通形「お」
波動「わ」
天喰「………」
緑谷「ビッグ3もお揃いで……これは…何だ…!?」
扉を開けて中に入る
そこにはたくさんのヒーローが
緑谷「グラントリノ!!?」
『それに…相澤先生…!』
緑谷「こんなに大勢…すごいぞ…!一体何を…」
波動「リューキュウ!!ねえねえ、これ何?何するの!?会議って言ってたけどー知ってるけど!!何の!?」
リューキュウ「すぐわかるよ。ナイトアイさん、そろそろ始めましょう」
ナイトアイ「あなた方に提供して頂いた情報のおかげで調査が大幅に進みました。死穢八斎會という小さな組織が何を企んでいるのか、知り得た情報の共有と共に協議を行わせて頂きます」