第22章 オーバーホール
―――週末―――
ナイトアイの事務所へ行く日
上鳴「お、緑谷、おは――…」
緑谷「おはよう!!」
『おはよ!!』
緑谷とは急いで寮から出ていった
電車で1時間
通形「ここがサーの事務所だよね」
緑谷「おォ…」
『……』
通形「おいおい角ばるなよ!良くないぜ!言いそびれてたけどサーはとても厳しいんだよね」
緑谷「存じております。自分にも他人にも厳しく、ストイックな仕事が有名なヒーロー。モニター越しでもあの鋭い眼差し、ゾワッとしましたよ」
『(小さい頃の記憶だと…真面目で優しいイメージだけど…)』
通形「それもだけどね…サーにはメディアと違うもう一つの顔がある」
緑谷「……!?」
通形「門前払いされたくないのなら、これからサーと会って話を終わるまでに必ず1回サーを笑わせるんだ」
緑谷「へ?」
『笑わせる…?』
緑谷「な…何ですかソレ!?」
通形「サーはああ見えてというか…だからこそというか…ユーモアを最も尊重してるんだ。俺が出来るのは紹介までで、君たちを使うかどうかはサーが決める。俺も協力してやりたいけど、ここからは君たちだけでサーに認めてもらうしかない」
緑谷「…今更ですけど…会ったばかりなのに先輩はなんで良くしてくれるんですか…?」
通形「別に良くしてる気もないけどね。君はめちゃくちゃの目標を持ってそれを実現しようとしてる。困ってる人がいたらお節介やいちゃうのはヒーローの基本だろ」
『通形先輩…』
通形「さて、あのドアの先だ。強くなりたいなら己で開け!」
バンッ!!
扉を開けて部屋の中へ
通形「昨日お伝えした1年生、連れてきましたよね!!」
「アヒャヒャヒャヒャ!!」
ナイトアイ「まったく…大きな声出るじゃないか」
『!?』
緑谷「一体どんな!?」
大きな機械でくすぐられている女性がいた
「やめてーーー許して下ヒャヒャ」
緑谷「一体何が!!?」
通形「サイドキックのバブルガール…ユーモアが足りなかったようだね…!」
ギロッ
緑谷とを睨みつけた
『!』
緑谷「うっ…おォ」
『(迫力がすごい…)』
オールマイトの顔を真似して自己紹介をした
緑谷「緑谷出久です!!」