第22章 オーバーホール
オールマイト「私からは…ね」
緑谷「………!?」
『どういう…』
―――――
放課後、緑谷と、通形は仮眠室に呼ばれた
オールマイト「いらっしゃい。そんじゃまァ色々話そうか」
3人はオールマイトと向かい合ってソファーに座った
通形「あーなーたーがァアアいる!っつってね!すいませんね、オールマイトに呼ばれて浮かれてますね!」
緑谷「あの…状況がよく掴めないんですけど…」
通形「奇遇。実は俺もなんだよね」
オールマイト「通形少年は現在ナイトアイの下でヒーローインターンを行っている」
『えっ』
緑谷「本当ですか通形先輩!!」
通形「もう1年は継続してもらってるんだよね!」
緑谷「じゃぁ卒業後はもうサイドキック入り確定ですね!」
通形「サーの気が変わらなければね」
『すごい…!』
オールマイト「通形少年から見て、この2人はナイトアイの下で働けると思うかい?」
緑谷「『!』」
通形「ん…なる程、話ってのはそういう事ですね!2人にサーを紹介してやれと!!しかし何で俺をクッションに?オールマイトから直接言えば喜びますよ。いつも動画眺めてますし」
オールマイト「正直…合わせる顔がない。私は結局、彼の忠告通りになっているからね…」
緑谷「『………?』」
オールマイト「で!どうだろうか」
通形「そうですね…じゃあ…君たちはどういうヒーローになりたい?」
『……希望になれるヒーロー…。みんなに希望を与えられるヒーローになりたいです』
オールマイト「…!」
緑谷「どんなに困ってる人でも笑顔で――…誰にも心配させることのないくらい、必ず勝って必ず助ける、最高のヒーロー…です」
通形「めちゃくちゃな目標だね……断る理由もないし、いいよ」
『いいんですか!?』
緑谷「ありがとうございます!」
通形「ああ!元々サーが好きそうと思ってた」
緑谷「本当ですか!?うわぁあ!」
『ありがとうございます!』
話し合いは終わり、3人は仮眠室から出た
オールマイト「」
『?』
オールマイト「君の中のヒーローの形…固まったんだな」
『うん。遅くなったけどちゃんと見えたよ』
オールマイト「だからあのヒーロー名なんだな」
『そう!もっと頑張るね!オールマイト!』
オールマイト「あぁ。“ホープ”」