第22章 オーバーホール
耳郎の背後に通形が現れた
耳郎「ぎゃあああ!!」
切島「ワープした!!」
砂藤「すり抜けるだけじゃねえのか!?」
切島「どんな強個性だよ!」
相澤「お前らいい機会だ、しっかり揉んでもらえ。その人…通形ミリオは俺の知る限り、最もNo.1に近い男だぞ。プロも含めてな」
その間5秒
半数が地面に倒れていた
通形「パワーーーーーー!!」
「「「『!!』」」」
轟「一瞬で半数以上が…!No.1に最も近い男……」
相澤「……………お前行かないのか?No.1に興味ないわけじゃないだろ」
轟「俺は仮免取ってないんで…」
相澤「(丸くなりやがって)」
芦戸「ケホッ……」
障子「……っ」
通形「あとは近接主体ばかりだよね」
切島「何したのかさっぱりわかんねえ!!」
麗日「すり抜けるだけでも強いのにワープとか…」
尾白「それってもう……無敵じゃないですか!」
通形「よせやい!」
緑谷「何かからくりがあると思うよ。「すり抜け」の応用でワープしてるのか「ワープ」の応用ですり抜けてるのか。どちらにしろ直接攻撃されてるわけだから、カウンター狙いで行けばこっちも触れられる時があるハズ……!」
『うん、だね!』
緑谷「何してるかわかんないなら、わかってる範囲から仮説を立ててとにかく勝ち筋を探っていこう!」
切島「オオ!サンキュー!謹慎明け緑谷スゲーいい!」
通形「探ってみなよ!」
『(調整が難しいって言ってた…どこかに隙はあるはず…!)』
通形は走りながら地面に沈んでいった
砂藤「沈んだ!!」
『(消えたあと…いつも誰かの背後に出てきた…!とすれば…!)』
予想通り、現れたのは緑谷の背後
緑谷も予測し、蹴りを通形に向けた
通形「だが必殺!!ブラインドタッチ目潰し!!」
緑谷「うっ!!?」
目を瞑ったその隙に、緑谷の腹へ拳が当たった
通形「ほとんどがそうやってカウンターを画策するよね」
緑谷「(みぞおち…っ)」
通形「ならば当然、そいつを狩る訓練!するさ!!」
飯田「緑谷くん!?」
その後も近接隊の腹を殴ってあっという間に
通形「あとは君だけだね」
『……っ』
予測は出来て避けられるも攻撃ができない
『(隙がない……!)』
その後もいきなり消え、背後に回られを繰り返す